元保育士のサラリーマンが語る、保育士って本当に大変!というお話

  • 2019-01-22
  • 2019-02-23
  • Life

こんにちは!元保育士で、現在はIT関連の会社でシステムエンジニアをやっているぐんちゃん(@GUNCHANDIARY)です!

 

私は、とある事情で、約半年で保育士を辞めました。
辞めた理由については、今後別の記事かYouTubeで語るのもいいかなーと思っています。

 

 

今回は、保育士からシステムエンジニアに転身した私が、保育士という仕事の大変さを語っていきます!

 

 

保育士とサラリーマンの両方を経験しているわけですが、サラリーマンになってからより保育士という仕事の大変さを実感しましたので、そういった角度からも話していきます(‘ω’)ノ

 

 

 

体力が毎日底を尽きる

 

保育士という仕事は常に体力勝負!

 

 

漠然と、保育士という仕事は体力が必要なんだろうなーと感じている方は多いと思いますが、実際に経験してみると、想像をはるかに超えて体力勝負です・・・。

 

 

男の自分でも、毎日仕事が終わって家に帰れば、すぐにお風呂にはってベッドへダイブするというような毎日でした(;^ω^)

 

 

決して体力がなかったわけじゃないですよ?

むしろ、当時は筋トレや体力づくりはしていましたし、保育士になる前まではジムにも通って鍛えていたので、体力には自信のあるほうでした。

 

 

それでも、毎日仕事が終わるとHPはほぼ0なんです・・・。

 

理由は一つ。

 

 

保育士は、命を預かる仕事です。

 

一歩間違えれば、命に関わるようなことも起こり得るんですよね。

 

なので、仕事中は気を緩められる暇がありません。

 

子どもたちの相手をするのは、肉体的な体力ももちろん必要ですが、精神的な疲労もかなり大きいです。

 

そういった要素が、毎日毎日体力をゴリゴリ削ってくるので、一日が終わるころにはポケモンで言うところのHP赤ゲージなわけです。

 

 

脳内で、ピコンッピコンッ!という音が聞こえてきそうなくらい(-_-;)

 

 

もちろん、サラリーマンだってある程度の体力は必要ですし、精神的に消耗することはありますよ?

 

ただ、いまだに保育士時代ほど体力を消耗したことはほとんどないというのが正直なところ。

 

 

今では、サラリーマンの仕事をしつつ、こうやってブログを書いたり、SNS運用したりとか、YouTubeでチャンネル運営していますが、保育士時代はとてもじゃないけどそんな体力残ってなかったですね。

 

 

これだけでも、保育士を続けている人って本当にすごいんです。

僕には真似できないですね・・・。

 

 

 

サービス残業が蔓延している

 

当然ですが、保育士の仕事はボランティアではありません。

 

 

仕事である以上、仕事をした時間に賃金が発生するのは当たり前のことなんですが、
その世間で言う当たり前が通用しないのが保育業界なんですね。

 

 

ちなみに、僕の場合は新卒で保育士になったときの給料は20万/月でした。

 

 

なーんだ、普通の新卒くらいもらってるじゃんと思われる方もいるかもしれませんが、
これ、「みなし残業代」込みのお給料です。

 

 

さらに言うと、どれだけ残業してもこの「みなし残業代」以上は支給されることはなく、
20万のままという驚き価格。

 

 

だったら残業しなければいい。

 

理屈ではそうなんですが、保育士というのは自分の意志で残業のコントロールがなかなかできない業種でもあるんです。

 

 

子どもの相手だけでなく、様々な事務仕事も山積みなんですが、日中は正直事務仕事をやる時間はあまりないです。

 

 

保育体制によっては、先生の人数を増やすことで日中に事務仕事をこなす人・子どもたちの保育をする人と分担できそうですが、現実問題、そこまでの人員体制が取れている園はまだまだ少ないでしょう。

 

 

行事前なんか地獄ですよ( ゚Д゚)

 

 

毎日夜遅くまで残って行事の準備に明け暮れないと間に合わないですからね。

 

 

当然、残業代なんて出ないので、完全にボランティア活動となるわけです。それも大きな責任を伴うボランティア活動と化しているので質が悪い。

 

 

個人的には、ほぼずっと保育園の敷地内で行う仕事に対して、「みなし残業」を採用していること自体がナンセンスだと思うんですけどね。

 

 

その上、みなし残業時間を超えた分はサービス残業なんて論外ですよ。

 

 

今の仕事も残業はあります(私は極力仕事をコントロールして定時退社していますが)が、残業代はきちんと全額出ますし、それが当たり前なんですよね。

 

 

けれど、保育士時代はそんなことを考える余裕もないくらいに毎日疲弊していました。

 

 

なんか、今思うと足元見られていたなぁという感じですね笑

 

 

 

休憩時間が少ない もしくは 休憩時間がない

 

 

しっかり休憩時間取れているという保育士さんは少ないんじゃないでしょうか?

 

 

実際、保育士さんがきちんと1時間休憩取れる現場って珍しいのが現状です。

 

 

ひどいところだと、子どもたちとの給食時間が休憩時間扱いされるところもあります。

 

 

保育園の給食時間って戦場だからね!? 休憩なんてとんでもない!!

 

幸い、僕が勤めていたところはそこまでひどくはありませんでした。

 

 

一応、休憩時間は割り当てられていましたが、一つ問題がありました。

 

 

女性保育士さんたちは机などが用意された休む場所があったんですが、男性保育士にはそれがない!!

 

 

更衣室の端のほうで、体育座りしながらスマホでニュース見たりとかです。

 

 

今思えば、なかなかひどい環境だったな・・・。

 

 

それに、休憩時間だろうがなんだろうが、現場でトラブルが起きれば駆り出されるのは当たり前。

 

 

全然、休憩になってないよ・・・

 

サラリーマンとなった今では、休憩はしっかり1時間取れるし、休憩時間に駆り出されることもほとんどなくなりました。

 

 

それが当たり前なんですけどね・・・。

 

 

 

人間関係がめんどくさすぎる

 

ぶっちゃけ、僕が保育士を辞めた理由はこれです。

 

 

保育園って、すごく閉鎖的な空間なんですよね。

 

だから、仕事を平和にこなしていくには、その狭い世界での人間関係がほぼ全てになってくるわけです。

 

 

一度人間関係が微妙になってしまうと、みるみる仕事がし辛くなってしまうことも多いんですよね。

 

 

だけど、保育園では平気で他の先生や、時には子どもたちの悪口が飛び交うことがあります。

 

 

人間なので、聖人のようにふるまえとは言いません。

 

 

しかし、場所によっては毎日のようにそんな話が耳に入ってくるんですよね。

 

 

もうね、はっきり言います。

 

 

そういう園での人間関係は、めんどくさすぎる。

 

別にそんな人たちに好かれたいとも思わないし、媚を売るつもりもないんですが、反発すれば今度は仕事に支障が出るようなしっぺ返しが返ってきたりもするんです。

 

 

まさに僕がそのパターンだったわけなんですけどね・・・笑
ただ、僕の話をするとすごく長くなるので、冒頭でも書きましたが、この話はYouTube動画にするか、別の記事で書くことにします!

 

 

閉鎖的な世界だからこそ、その世界の中での人間関係の比重が大きくなりすぎるのが大変ですね(;^ω^)

 

 

 

まとめ

 

保育士からサラリーマンに転身した僕が思う、保育士の大変なところをざっと紹介してみました!

 

 

もちろん、他にも大変なことはたくさんありますが、大きなところで言うとこんな感じかなーと。

 

 

保育士だけが大変な仕事だなんて言うつもりはないですし、サラリーマンだって他の仕事だって大変なことはあります。

 

 

ただ、僕は保育士の現状が変わらないのであれば、正直保育士には戻れないなと思っています。

 

 

保育士という仕事はすごく尊いものだし、なくてはならない仕事なんですが、それと自分がやるという話になってくると別なんですよね。

 

 

自分にだって生活があるわけですから。

 

 

これから保育士になろうと頑張っている方には、引き続き頑張って夢を叶えてほしいと思いつつも、決して無理はしてほしくないですね。

 

 

ちなみに、保育士から他業種への転職は難しいと言われていますが、ここに保育士からシステムエンジニアに転身した男がいますので、その気になれば意外となんとかなるものですよ笑

 

 

この国の保育現場がより良くなることを願ってこの記事を書きました。

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございましたm(__)m